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フライングパイレーツ〜ネバーランド漂流記
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ストーリーstory

夢見る少女の何が悪い!

(写真は2014年版)

 エリート進学校に通う女子高生、水野曜の夢は、ネバーランドに行って子供の頃に会ったピーターパンに再会すること。



親の引いたレールの上を生きる同級生たちは、そんな曜の自由奔放な性格がうらやましく思う。ある放課後、曜とその友人、純、舞子、奈々は、近くの海岸で本音を語り合う。本当はそれぞれに夢や希望があるのだ。こんな社会の大人になんかなりたくない!



 小舟の上でふざけて海賊ごっこをして遊んでいると、曜たちを乗せたまま小舟は空高く舞い上がる。雲の上に出た彼女たちは確信する。行先は夢の国ネバーランドであることを。進め!ネバーランドへ。



 少女たちがたどりついたのは確かにネバーランドだった。しかし、そこはもはやおとぎ話に出てくる子供の国ではなかった。海賊のフック船長が築きあげた経済大国に変貌していたのだ。ピーターパンですら大人になっており、フックが経営する商社でサラリーマンとして働いていた。ティンガーベルと結婚し、その平穏な生活を壊されたくないピーターパンは曜に関わることを避けていく。



 曜の同級生たちはタイガーリリーが経営するクラブ「人魚の泉」で働き始め、大人の魅力にハマっていく。



 フックの悪巧みを知った曜は、ひとりでフックたち海賊に闘いを挑む。



それを知ったピーターパンは…




写真提供:ナタリー